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これまで、分散系システムの構築では、担当SEの経験とスキルがシステムの品質を左右してきました。しかし、これは裏返せば、分散系システムの設計・運用に関する「標準化」を行わないまま、システム構築を各プロジェクトごとに参画するSEの個々の経験と技量に任せてきたという事ではないでしょうか。ITスタンダードは、この問題を解決するドキュメントソリューションです。

三菱東京UFJ銀行で現在稼動中のシステムが積み重ねてきたデザインパターン、即ち実証済の設計を詳細にドキュメント化したものであり、分散系システム構築における5つの重要要素(処理方式、環境設定、性能、信頼性、運用)を網羅した製品別のベストプラクティスを示します。

また、ITスタンダード導入が、システムの品質・信頼性向上だけでなく、SE負荷軽減や、開発工数及びコストの削減という効果も生み出す点にも注目頂きたいと思います。各金融機関様での導入〜徹底・定着化に向けた取組みについては、有力ベンダーと連係したコンサルティングサービスも提供いたします。

分散系システムを設計・構築する際の基本ドキュメントです。

≪目的≫
基盤設計のベストプラクティス(デザインパターン)を示す。
 
既存のITスタンダード準拠システムで実証済の設計を応用
・システムの信頼性・品質向上
・設計工数・テスト工数の削減(コスト削減・開発期間の短縮)

≪設計指針≫
基盤設計のベストプラクティス(デザインパターン)を示す。例外を認める場合は、具体的内容を列挙。
 
職人技の規定ではなく、失敗しない設計。
 
ドキュメント相互の整合性を必ず合わせる。
 
規定が遵守されていることをチェックする仕組み(ツール、監査、ガバナンス等)で確実に運用する。

≪従来の状態≫
システムの品質・性能は、担当SEの技量と属人的な判断に委ねられていました。また、同じノウハウを持つSEが複数のプロジェクトに分散しているために、開発費用やSE負荷が増大し、同じような失敗が繰り返され、システム運用も複雑化し障害を招きやすくなっていました。

≪現在の状態 ≫
各プロジェクトに分散していた高い技術・ノウハウを持つSEを一つのチーム(標準化グループ)に集約し、彼らの技術・ノウハウを全てドキュメント化しました。各プロジェクトチームのSEは、必ずこのドキュメントに基づいたシステム構築を行い、標準化グループが設計レビュー等を通じて各プロジェクトに関与するという形態をとることで、システムの品質・性能は高いレベルで平準化しています。

カテゴリ 対象製品 製造元 備考
OS UNIX HP-UX Hewlett-Packard 製品化済
Solaris Sun Microsystems 製品化済
AIX IBM 製品化済
LINUX Red Hat AS Red Hat 製品化予定
DBMS DBMS ORACLE Oracle 製品化済
HiRDB 日立製作所 製品化済
AP実行基盤 TPモニタ OpenTP1 日立製作所 製品化済
TPBroker/OTM 日立製作所 製品化済
ワークフローエンジン WorkCordinator 日立製作所 製品化済
WebAPServer Weblogic BEA 製品化予定
Cosminexus 日立製作所 製品化予定

標準ガイドを制定するだけでは、効果得られず、遵守されているかどうか検査する仕組が必要です。ツール・チェックシートにより、エンタープライズレベルで標準化を効率的に行います。

◎UFJ銀行(現三菱東京UFJ銀行)におけるITスタンダードの作成と展開

◎ITスタンダード適用によるコスト削減の定量化

◎UFJ銀行(現三菱東京UFJ銀行)における効果と実績



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